日本の食品廃棄物について知ってる?
日本では1年間に約612万トンの食品を捨てています。
これは、日本人1人当たり、お茶碗1杯分のごはんの量が毎日捨てられている計算になるそうです。
普通に考えて捨てすぎ!
余った食べ物は、加工業者や流通業者、飲食店、家庭などからごみとして出されます。
これらは処理工場に運ばれ、可燃ごみとして処分されますが、水分を含む食品は、運搬や焼却の際に二酸化炭素(CO2)を排出。また、焼却後の灰の埋め立ても環境負荷につながるそうです。
加工業者、流通業者から出るゴミについては、個人ではなかなか難しい部分がありますが、飲食店での食べ残しや家庭から出すゴミについては自分次第でどうにかできそう!
ベランダコンポストはじめてみた
そもそも生ごみを出さない!という前提で生活していますが、それでも多少は出てしまうもの。
そこで、生ごみを自宅で処理するコンポストを始めてみました。
コンポストとは、微生物の力によって生ごみを分解し、堆肥を作る方法のこと。
適切な環境の土に生ごみを入れておくと、微生物が分解して土に還してくれるんです。
すごくないですか?
参照:名古屋市「段ボールコンポストによる堆肥の作り方・使い方」
コンポストの材料と作り方
わたしの場合は2箱用意し、成熟用と投入用を順番に入れ替えれるようにしました。
・材料
無印良品のステンレス製収納 2個
良いサイズのダンボール 2個
麻布 2個
レンガ 2個
黒土
・作り方
1.ステンレス収納の麻布を敷き、ダンボールを入れる
2.黒土を入れる
3.2を通気性の良いところにレンガを噛ませて、床につけずに置く。
・日々の生ごみ処理方法
出てしまった生ごみは、一度保存容器に入れて冷凍させます。
冷凍させることで、野菜の繊維が壊れ、微生物が分解しやすくなります。
冷凍するまえに細かく刻んでおくのもポイントです。
保存容器がいっぱいになったらコンポストに投入。
投入後は3~4日に一回かき混ぜる。
本当は毎日かき混ぜた方が分解が早くなると思いますが、わたしはやっていません。
ある程度分解が進んだら、完全に分解するまで熟成させます。
コンポストの良いところ・悪いことろ
・良いところ
生ごみの嫌な臭いが気にならなくなった(コンポスト自体は臭いなし。土の匂いだけ)
ごはんの作りすぎを防ぐようになった
シンプルに生ごみが消えていくのが面白い
・悪いところ
夏は虫が湧く(といってもうまくやれば、ほほゼロに近い)
冬は処理能力が落ちるため、冷凍生ごみが溜まりがち
生ごみの量が多いと、ベランダコンポストでは処理しきれないかも
まとめ:コンポストハマるとめちゃくちゃおもしろい
始めた当初は、生ごみを減らすぞ!自分が出来る範囲で環境負荷を減らすんだ!みたいな使命感がありましたが、今は夏休みの自由研究をやっているみたいで結構楽しいです。
コンポストのリアル育成ゲーム、興味があったら一緒にやってみませんか?